毎朝、目が覚めた瞬間から始まる“戦争のような朝時間”。
子どもの身支度、自分の準備、朝食や弁当の用意、洗濯やゴミ出し——限られた時間の中でやることは山積みです。
「もっとスムーズに動けたらいいのに…」と感じている主婦の方に向けて、朝をスッキリ始めるための家事ルーティンの作り方と、忙しい朝を乗り切るための時短テクニックをたっぷりご紹介します。
朝家事ルーティンがもたらすメリット
時間がないからこそ、ルーティンが力を発揮します。決まった流れで行動することで、時間のロスやストレスを減らし、1日を快適にスタートできます。
1. 心にゆとりが生まれる
毎日同じ手順で動くことで、余計な判断をしなくて済むため、精神的にも負担が軽減されます。「次に何をやるんだっけ？」と迷わずに済むことで、気持ちにゆとりが生まれ、1日を前向きにスタートできます。
2. 家族との時間が確保できる
家事が早く終わると、子どもとの会話や夫とのちょっとしたコミュニケーションの時間が生まれます。「忙しいから」と言い訳せずに、ほんの数分でも子どもと触れ合うことで、その日1日が心温まるものになります。
3. 1日の流れがスムーズになる
朝にリズムを作っておくと、その日全体の時間管理がうまくいくようになります。朝のドタバタを減らすだけで、日中の家事や在宅ワーク、子育てにも好循環が生まれます。
ルーティン作りのポイント3つ
毎日をスムーズにするには、少しの準備と意識が大切。以下のステップを参考にして、自分にぴったりのルーティンを見つけましょう。
1. 「やること」を洗い出して見える化
朝に何をやっているのか、何に時間を使っているのかをすべて紙やメモアプリに書き出してみましょう。その上で、「これは本当に朝やる必要があるのか？」を自問し、夜に回せる作業は前倒しすることで朝の負担を減らせます。
2. タイムスケジュールをざっくり決める
すべての作業に分単位で予定を立てる必要はありません。大切なのは“流れ”をつかむこと。「6:30起床→6:40朝食準備→7:00洗濯→7:30子ども送り出し→8:00自分の支度完了」といったように、ざっくりした時間割を頭に入れておくだけでも違います。
3. できない日があってもOKと考える
毎日完璧なルーティンをこなすのは不可能です。疲れている日、子どもがぐずった日、寝坊してしまった日もあるでしょう。そんな日は「できなかった」ではなく、「一部できたからOK！」という考え方を取り入れて、継続を優先しましょう。
朝の時短テクニック集
「朝が苦手」「時間が足りない」そんな方こそ、今すぐ取り入れられる時短テクニックを活用してみてください。
■ 朝食は「固定メニュー」で迷わない
毎朝のメニューに時間とエネルギーを割いていませんか？あらかじめ3〜4パターンほどの朝食メニューを用意しておき、曜日ごとにローテーションすれば、悩む時間も、準備時間も大幅に削減できます。
例）
- 月水金：おにぎり＋味噌汁＋フルーツ
- 火木：トースト＋ゆで卵＋ヨーグルト
慣れれば、調理の段取りもスムーズになり、洗い物もコンパクトに。
■ 前日の夜に「仕込み」しておく
夜の5分のひと手間が、翌朝の10分の余裕になります。
- 弁当の副菜は前日の夕食と一緒に作る
- 冷凍ご飯を用意しておく
- 朝使う食器を前夜に準備しておく
- 洗濯物は予約タイマーで自動スタート
このような“前倒し家事”で、朝の身支度も家事も驚くほどスムーズになります。
■ 家族を巻き込む
主婦一人で抱え込まず、家族にも少しずつ協力してもらいましょう。
- 子どもに「自分で着替える」「パジャマを畳む」を習慣に
- 夫に「ゴミ出し」「朝の食器洗い」など担当を決める
最初は声かけが必要ですが、習慣になれば立派な“戦力”です。
■ スマート家電・便利グッズを活用
今や、家事の味方となる便利グッズやスマート家電も充実しています。
- タイマー機能付き炊飯器・電気ポット
- 自動調理鍋（ホットクックなど）
- 音声操作付きの照明・スピーカー
初期投資は必要ですが、毎日の時短効果を考えれば十分に価値があります。
実際のルーティン例：30代主婦Aさんの場合
あるご家庭の例をご紹介します。
- 6:15 アラームで起床、顔を洗い軽くストレッチ
- 6:30 朝食の準備スタート（メニューは固定）
- 6:50 子どもを起こし一緒に朝食
- 7:10 子どもが歯磨き・着替え中に食器片付けと洗濯機を回す
- 7:30 自分のメイクと身支度
- 7:50 登園・通学準備を手伝い、連絡帳など確認
- 8:00 全員出発！静かな時間で片付けやコーヒータイム
「ポイントは、何時までに何を終えるか“ゴール”を決めておくこと」だそうです。
まとめ：自分らしい“朝の型”を作れば1日が変わる
「忙しいから無理」ではなく、「自分に合った流れを見つける」ことで朝はもっとラクになります。
完璧なルーティンである必要はありません。
- やることを見える化
- タイムスケジュールをざっくり作成
- 時短テクや便利家電を取り入れる
- 家族を巻き込む
これらを少しずつ取り入れることで、“朝の型”が整い、1日のスタートがスムーズに。ぜひ、あなたの暮らしにも取り入れてみてくださいね。
