うちの子は、小学4年生から週に3日ほど、スタディサプリを使って算数の先取り学習を始めました。
最初は「小学生に先取りなんて大丈夫かな?」と半信半疑だったのですが、3年間先取をした結果、中学の進学塾のクラス分けで、何とトップクラスに入ることができました(*´▽`*)
スタディサプリを使った理由からメリット・デメリットまで、正直な感想をお伝えします。
スタディサプリで小学生算数の先取りを始めたきっかけ
きっかけは、学校の算数の授業が「少し簡単すぎる」と感じ始めたことでした。
実は、スタディサプリを始める前にも、進研ゼミやスマイルゼミなどで学校の進度よりも若干早いぐらいの先取りをしていました。家庭学習の習慣もついていて、親の私でも問題なく教えることもできていました。
でも、小学4年生になりだんだん算数が難しくなってくると、本質的になぜ?どうして?を考えさせながら教えることが難しいという場面が増えてきました。
それに、子供も若干反抗期になってきて、だんだん親の言うことを素直に聞いてくれないように・・・。
そんなときに知ったのが「スタディサプリ」でした。
なぜスタディサプリを選んだか
単純な計算だけではなく授業自体を先取りできるから
さっきもお話したように、実は算数の先取りって他の通信教育でもできるんです。
ただ、毎月決まったものが配信される通信教育が多いので、先取りと言っても計算アプリなどで、ただひたすら計算だけ練習するものがほとんど。
計算の手法を学ぶだけで、算数に大切ななぜ?を学ぶことはできません。
でも、スタディサプリなら、アプリのような簡単なものではなく、授業自体を先取りできるんです。なので、なぜ?を学びながらしっかり先取りすることができます。
授業の質が良い
あと、一流の講師陣が教えてくれることも決め手の1つでした。
私は中高の数学教師の資格を持っていますが、実は中高の数学よりも、小学校の算数の方が教えることが難しいと感じています。
数学は決まった定理や法則を使って数式を解くものですが、小学生の算数は様々な考えを張り巡らせて、なぜそうなるのか?と、なぜ?を考える学問だからです。なのでそれを教えるということはすごく難しいことなのです。
なので、地域の補習塾のようにアルバイト講師に教えられるのだけは避けたかった・・・。
答えだけを見て正解不正解を判断したり、やり方だけを適当に教えてほしくはありませんでした。
CMで流れている通り、噂通りの神授業だったのです。教え方が本当に上手!!
とにかく安い!
あと、料金がめちゃくちゃ安いことも決め手に(#^.^#)
私が入会したときは、何と月1,000円でした。
今は値上がりしちゃったみたいで2,000円近くになっていますが、それでも先取りし放題でこの価格なら全然あり!勉強代はできるだけ節約したい我が家には理想的でした。
先取り学習の方法
「基礎」→「応用」2つのレベルを網羅する
小学生の算数は「基礎」「応用」と2つのレベルに分かれています。
「基礎」:学校の授業のように丁寧に解説をしてくれる授業。基礎+発展の問題まで含んでいるので、教科書+αは「基礎」までで十分。
「応用」:演習問題の解説を中心とした授業。中学受験向けです。レベルが格段に難しくなります。数学が得意な私でも即答できない問題がありました。
我が子の場合は、教科書に沿って進めました。今習っている単元の次の単元を先取りします。
まずはその単元の「基礎」から受講。
「基礎」の先生は、柔らかい物腰で、子供に好かれる話かた、そして教えかたが抜群に上手なので、とっても聞きやすいですよ!授業映像を聞いて、しっかり問題を解くのが基礎レベルのやり方。
そして次の日、前回の問題をもう一度解いてから、次に進みます。
ここで、次の単元の「基礎」に進むか、同じ単元の「応用」に進むかは、お子さんに合わせて選んでください。
例えば、平日はひたすら「基礎」を。週末に「応用」を。そんな方法でもいいですね。
あと、「応用」はとにかくレベルが高いので、苦手な単元だけは「応用」を飛ばす、のもありです。
中学受験を考えていたり、とりあえずまだ学ぶ余裕があるお子さんだったら、ぜひ「応用」をさせてあげてください。思考力・論理力がかなり鍛えられます。良い問題が厳選してある印象です。
このように2つのレベルを単元ごとに選んで学べば、十分なレベルの先取り学習ができます。
我が子は結局、小学生のうちに、中学1年生の2学期分まで先取りさせることができました。公立の中学に進む予定だったので、これだけ先取りすれば十分でした。
無理をせず子どもに合わせて先取りする
我が家では、親の私が1週間ごとに先取りの予定を立てていました。
最初のころは、ちょっとよくばった速度にしてしまっていて、実はほとんどうまくいきませんでした・・・。風邪をひいた~とか、今日はテレビ見たい~、とか、何かと理由をつけてやらない日があります。
そんな時、無理して勉強させても意味はありません。
学校の授業の復習や宿題もあると思うので、まずはそれができてから、余力があれば先取りで十分です。そうじゃないと、すぐに嫌われてしまいます(;’∀’)
先取りのコツは、子どもの様子をしっかり見て、決して無理をしない、これが絶対に大事です。
親も一緒に勉強する
どうしても子供のやる気がない時もあります。
そんなときは、親の頑張りどころ。
親も一緒に勉強してください。隣に座って一緒に勉強するんです。そうすれば子供も少しずつやる気を出してくれます。1人ではできないことも親と一緒ならやってくれます。
あと、もし「応用」でつまづいているなら、「基礎」に戻ってやり直すことも良いですし、もうその「応用」は諦めて、とりあえず次の単元に進むこともありです。
やり方に正解はないので、試行錯誤しながら、お子さんに合った方法を探していくしかありません。
スタディサプリで小学生算数を先取りした結果
そんなこんなで、わが子は3年間、算数の先取り学習を続けました。週に2日、多ければ3日の週もありました。
その結果、中学生になり地域の進学塾に通うことになったのですが、そのクラス分けでトップクラスに入ることができました。
また、その後の中学校生活でも、身に着けた「応用力」が確実に役に立っていました。スタディサプリの「応用」レベルは本当に難しいので、それをこなしていれば、必ずやその後の数学に役に立ちます。
また、うちの子のように算数がそんなに得意じゃない子にとっても先取りは、メリットがあるはずです。
学校の予習となるので、授業で「これ知ってる!」「自分でも解けるんだ!」と感じる機会が増えると思います。「自分にはできる」と少しずつ自信を持つようになり、学びに対して前向きな姿勢になるはずです。
先取りのデメリット
最後に、先取りのデメリットについても少しお話しておきます。
先取りさせて分かったのですが、学校の授業が「たいくつ」になることがあります。授業内容が「もう知ってる」と感じて、つまらなくなるんです。
なので、これはお子さんによるとは思うのですが、時には「先取りしすぎない」「学校のペースに合わせる」などのバランスも大切だと感じました。
まとめ
「先取り学習」は得意教科にこそ取り入れるのが効果的です。今回は算数の話でしたが、何でも1教科だけでいいので、得意なことを伸ばして上げられたらと思います。
あと、スタディサプリは、先取り学習の目的じゃなくても、普段の予習復習にも効果大です。先取りはまだ無理かな・・・と感じているなら、まずは毎日の予習復習目的でOK。
スタディサプリは、本申し込みの前に、無料お試し期間がたっぷりあるので、その間に必ず「基礎」「応用」2つとも受講してみるといいです。
それぞれの講師と内容を確認し、お子さんの反応も確かめてください。いくら講師が優秀でも、お子さんが合わなければ続けられないので。